人魚姫の嘘


私がしようと
していた事がどれだけ
愚かなことか…


グサリと胸に突き刺さった



息が上がるのを
なんとか抑えて



私はゆっくりと



目を瞑り深呼吸した



次に目を開けるとき




―私の想いは決まっていた





< 56 / 160 >

この作品をシェア

pagetop