ロマンチストガール

夏樹side



うわ……見せつけてやがる。


いつのまにかオレ達の周りには人だかりができていた。


花恋の唇の感触がまだ残ってる。


………やべ、イクわ…。


それにあの時の顔、オンナだった。


妖艶で、エロい。


「ちょっとストープッ、最後に胸だけ揉ませて?」


「はぁ!?」


上原は呆れ顔。


「もうキスしないから」

「絶対すんなよ?」


キスより胸揉む方がレベル上だろ。


コイツほんと女に慣れてねーな。


「じゃ、イタダキマス」

むにっ……う、柔らか…。


「やっぱダメだ」


上原が間に入った。



「いーじゃんsexじゃあるまいし」


「せっ……」


“sex”という言葉を聞いただけで、赤くなるとか、どんだけだよ。



「なに?不純異性交遊とでもいうの?sexはね〜…チョーキモチイイ遊びなの」

「遊びなんかでっ……せっ…セックスなんか……」



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