シニユカバ・スーパーソニック
仲間の中で唯一極端な恐がりであるピストンは傍にあった杉の樹にダンと背中を打ち付けてそこから膝を崩すと小さく震えだした。携帯電話の振動モードのように小刻みに震えながら人差し指で刀を指さすと彼の額からは脂汗が小刻みな動きとは対照的にゆっくり、ジトリと流れ出していた。
「じゃあ……まさかこれ――」
震えるピストンを尻目にボブは極めて冷静に答えた。
「バーカ。んな昔のモンがこんなピカピカなわけねぇだろが」
「そりゃそうだ」
「しかも5本。中途半端なところがなおも怪しい!」
神妙な顔をしてマッハが言うと、またしばらく周囲に沈黙が流れた。
「じゃあ……まさかこれ――」
震えるピストンを尻目にボブは極めて冷静に答えた。
「バーカ。んな昔のモンがこんなピカピカなわけねぇだろが」
「そりゃそうだ」
「しかも5本。中途半端なところがなおも怪しい!」
神妙な顔をしてマッハが言うと、またしばらく周囲に沈黙が流れた。