シニユカバ・スーパーソニック
何も決まっちゃいない。何一つ決めちゃいない。人生なんて自分で決めた事さえない、流されるままに生きてきた奴らがたまたま手にした、でかい存在。
これは勢いで流されるまま受け入れるべきものじゃない――誰もが薄々考えてはいたけれど、正直興奮に乗せられて浮かれ、舞い上がってしまっていた。落ち着こうよ――誰もがそう思い、互いに対しそう呟いた。
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