enjoy!

 「おはよう!
  団体、頑張ってね!」

 「ありがとうございます!
  でも、私達…8くらいで当たるん
  ですよね?」

あたしは無言でうなずいた。
…凌ぎを削る戦いってヤツか。

 「そう…だね。
  でも、手は抜かないから!」

 「望むところです!」

8に入ってからも、油断なんて出来るわけない。
順位によって、関東のトーナメント表が変わっていく。

 「梨々香、詩歌!
  ミーティング…って。
  遠田に西田じゃん!」

中島さんも話の輪に加わった。

 「おはようございます!」

 「おはよ、中島!」

その後、結局話は10分くらい続いて…。

 「響子!詩歌!梨々香!!
  ミーティングだって言っただろ!?」

大庭さん達は海葉の先生に怒られてしまった。

 「げ。すんません!」

 「またね、愛華ちゃん!」

時計を見ると、あと5分くらいで女子のAリーグの試合が始まりそうな時間だ。
< 262 / 267 >

この作品をシェア

pagetop