四葉のクローバー
夢は小指を出しこう言った。

「ね~覚えてる?
 中学のとき、座りながら
 時間忘れるくらい話してて
 約束したこと!」

「もちろん、覚えてるよ!
 おばあちゃんになるまで
 一生親友でいようね!」
 
そして二人は指切りした。

そう、それは中学のとき
二人で交わした約束だった。

「サエ、おめでとう。」

「ありがとう、夢!」

サエは夢に抱きついた。

「変ってないな~サエは!
 でももう、お母さんか~。」

「ママ~!」

「重成~!」

サエは子供に笑って手を振った。

「しげなり?」

夢が聞くとサエが

「そうなの。
 由来は慎重に成れだって。
 子供と自分がだよ!」

二人は目を合わせ大笑いしていた。

「慎らしいね。
 ホント、幸せそうで良かった。」




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