愛のカタチ


寂しかったのかもしれない。

誰かの肌が恋しかったのかもしれない。

「好きじゃなくてもいいからさ。」

優しく私を見つめる。

「誰か好きなヤツ出来たら言って。それまで美波は俺のもの。
束縛はしないよ。」

私に触れる、優しい手。

「お互い寂しい時に一緒にいて、デートしたりメシ行ったり…。
セックスしたり。
お互い恋人が出来るまででいいから…。」




この日から、私達の関係が始まった。

束縛はしない、お互い好きな人が出来たら終わる関係―――が。




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