BLACK MAN









全員は上を見上げた。








「何ですか、あの黄色い光は…。」









慶縞が言うと、牧林は第一倉庫から慌てて飛び出した。









「どうした牧林。…そんなに慌てて。」









慶縞が牧林を追い掛けながら言った。









「……あの光が、さっき言っていた《未知生物ブラッド》だったらどうするんだ!?」









牧林が第一倉庫の前にしゃがみ込んだ。









「大丈夫か、牧林。……!」









学者は天井を見て驚いた。









「……黄色い光が消えている!」









研究員は周りを見たが、何も無かった。









「黄色い光、何処にも無いぞ!」









その時だった。慶縞の様子がおかしくなったのは。









「……慶縞、どうしたんだ。」









牧林が言ったが、その時には慶縞は倒れいた。











< 18 / 31 >

この作品をシェア

pagetop