きみは、運命の人?



「そうだよ。里桜の兄貴が大事にしていた、紫陽を潰す…」


「そんな…」


「だから、その妹のお前とは、絶対に付き合えないんだ」


その言葉に、力が抜けていく。


じゃあ、私がお兄ちゃんの妹じゃなければ良かったんだ。


「それに、里桜にとって、兄貴は唯一の大事な家族だったんだろ?気にしないとか、言うなよ」




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