きみは、運命の人?



だから、もう一回振って。


そうしたら、必ず諦める。


約束するよ…。


「ごめんね。見ちゃったの、洗面台の化粧品」


「あっ…。あれは…」


ほら、やっぱり動揺してる。


「ごめん。里桜」


そう言うと、蒼司は私に頭を下げた。




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