きみは、運命の人?



「あ~あ。もう夕方じゃん」


二日続いた追試も終わり、ようやく学校を出ると、すっかり陽が傾いていた。


「もうちょっと、賢い頭が欲しかったなぁ」


思わず独り言を言ってしまった時、


「オレも」


って、後ろから蒼司の声がした。




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