きみは、運命の人?



「りょ、凌くん…」


睨みつけるように私を見ながら、凌くんは淡々と話し始めた。


「蒼司から聞いた。あんたの兄貴って、紫陽の総長だったんだな」


やっぱり…。


やっぱり、シンさんの言った通りだったんだ。


「そうよ。そして、蒼司は…」


「高志さんの弟だ」




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