heart to heart ふたりのキセキ
ふと目が合うとキスをくれた。

胸が高鳴る。

夕日が落ち始めた今、
律が『そろそろ帰りな』って
言いだすのも時間の問題。


「ねぇ…」

「ん?」

「律ってさ、
 その…エッチしたいとか、
 思わないの?」


言ってしまってから自分で照れる。

律は一瞬ポカンとした後言った。


「…ばっか!
 したいに決まってんだろ!?」

「ご、ゴメン…///」


あー、

地雷踏んだ。。。


「でも、柚希の体のが大事だから
 我慢してんじゃんっ」


そうですね。

スミマセン。

いつも冷静なのに、
必死な律がちょっとカワイイ。


「いいよ?」

「お前、本気にするぞ?」


その時はホントにそう思ったから。

今なら全てを
さらけ出せるんじゃないかって。


ゆっくりと横たわるベッドの上。

いつもより少しオトナな律の表情。


「…やさしくしてくれなきゃ
 死んじゃうよ?」

「それ、冗談に聞こえないから;」


自虐ネタが出てしまったのは
必死の照れ隠し。

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