【短編】幼なじみの恋物語
溢れ出す想い
いつものように、渚を迎えに行った。
「おはよ」
俺はいつものようにあいさつをした。
「おはよう」



いつもと変わらない朝。ただ、渚はいつもと違っていた。元気がない。
「渚?元気ないみたいだけど」
俺は心配になったので、聞いた。
「そんなことないよ。平気」
渚は笑った。
「そっか。なんかあったら言えよ」
俺は無理に聞こうとは思わなかった。




今の俺には、これぐらいのことしか言えない。





ただ、渚の笑顔が悲しそうに見えた。




渚の笑顔は、昔からひまわりのように輝いていた。




俺は渚の笑顔が大好きだった。




今も、渚の笑顔が大好きだ。





だから、そんな悲しい笑顔を見たくなかった。





笑ってよ。渚





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