白恋〜小さな私の恋愛〜
俺様に任せろ



「全部分かってるから。真白ちゃんの友達のことも」



「………柊」



何でそんなに私を助けようとしてくれるの?



「柊……私何すればいいの?」




「真白ちゃんは何も気にせず紘に突進」



「でも、それだと佳代や凜だって」


「大丈夫。だから目には目を歯には歯を」




だから何だよそれ



「いいから。今日何の日でしょう」


「今日?」



今日は暑い夏も終わり秋真っ只中の11月11日




「何の日?」



「今日、夜迎えに行くから」



「ちょっと柊!」


柊は立ち去りこの場に残された私と佳代



せっかくの日曜日でバイトもなく佳代とデートだったのに




何だか波乱の予感






< 162 / 197 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop