白恋〜小さな私の恋愛〜
俺様に任せろ
「全部分かってるから。真白ちゃんの友達のことも」
「………柊」
何でそんなに私を助けようとしてくれるの?
「柊……私何すればいいの?」
「真白ちゃんは何も気にせず紘に突進」
「でも、それだと佳代や凜だって」
「大丈夫。だから目には目を歯には歯を」
だから何だよそれ
「いいから。今日何の日でしょう」
「今日?」
今日は暑い夏も終わり秋真っ只中の11月11日
「何の日?」
「今日、夜迎えに行くから」
「ちょっと柊!」
柊は立ち去りこの場に残された私と佳代
せっかくの日曜日でバイトもなく佳代とデートだったのに
何だか波乱の予感