お姫様のtrueprince☆

「う、うん」


慧はそっと箱を開けた。

中には
慧がつけそうなシルバーリングが
入ってる。


つけそうなっていうか、
あたしが似合いそうだなって思った
だけだけどね。



「わー、かっけー。サンキュー藍李。
つけるな」

「う、うん!」


慧はすぐにあたしの目の前で
そのシルバーリングをつけてくれた。


「お、これ首にも下げれるようになって
るぜ!?」

「うん、どっちでもいいんだよ」

「じゃあ、なくさせねぇよーに今度から
首にかけるな♪」

「ありがと」



すっごい安物だったのに
慧が嬉しそうな顔をしてくれたから
嬉しい。


おかしいかな今日のあたし。

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