彩-aya-1




瞬間、ガッシャ――ン!!!という、鈍い音が響き渡った。


それと共に、あたしのお尻になにかが当たる。


でもそれは、堅いのじゃなくて…柔らかい何か。



そして、何故か誰かの腕に抱きしめられていて、


キィィィィィィ!!!

なにかが止まる音が響き渡った。



「…大丈夫?」

……え? 

誰? 

あたし無事なの??


そんな疑問はあるのに、目が開けないのは、まだ恐怖心があるからで、


「「アヤ(ちゃん)!!!」」


「お前バッカじゃねぇの!!!?」


「……チッ」


皆が駆け寄ってくる足音がする。




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