彩-aya-1





「え…アヤをっスか?」


戸惑いを口にするユウキ。



「…あぁ。お前がいいんだと」


そう言い、煙草を取り出したハヤト。


ユウキは「ホントに?」とでも聞くようにあたしを見る。


小さくブンブン頷くあたしに、カチッというライターを付ける音が響き渡る。


「……分かりました」


ユウキがそう言ったのと同時だった。



「……テメぇ、事故ったら容赦しねぇぞ、ゴラァ?」


か、カズマ君。


君はいっその事、ヤーさんか、借金取りになったらどうだい?



「分かってるよね?」


ショウゴ!!?


何々!?? 

どーしたショウゴ!!?




< 86 / 168 >

この作品をシェア

pagetop