AZZURRO
「ゼムスと四人の女神の力を借りて
作った結界です…。

あなたの魔力でも抜け出すことは
不可能でしょう。」



「くっ…。」


アマリエスはその場に座り込んだ
そして
今まで若々しかったその姿が
歳を重ねるように
皺が刻まれ
髪は抜け落ち
鼻は鉤鼻になり
あっという間に醜い老婆になった


「これがあなたの本当の姿です。
心まで汚れてしまった…

もう神官としての地位はあなたにありません。」


スバルが下がると

ゆっくりとクリスが歩み出る

その腕の中には
ユキノが眠っていた


「皇女アマリエス
一連の誘拐事件と禁術の使用罪の
詮議を行う。

それまで身柄は
拘束させてもらおう。

…
どうして
こうなってしまったのか
私にはわかりません。

あなたがしてきた事を
私はきっと許せない…

それでも
ユキノに出会えた事には感謝します

義姉上…。」


クリスの合図で
スバルとジャンが挟むように
アマリエスを護送する


クリスは
腕の中で眠る雪乃に視線を落す


「そなたがこの世界を
私を選んでくれたのなら…。

もう
誰にも渡さない…。
どこにも行かせない。

ユキノ…。」


そして
そっとその唇を重ねた
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