ポッケ
でも、先に玄関のドアが開いた。

「ただいま」
玄関の前にいたのは、あの成見 快斗だった。

「どうしているの?」
有栖は、首を傾げた。

「どうしてって…ここ、俺んち…」

「えッ…」
有栖は、びっくりした。

そこに先生がきた。
「有栖ちゃん!忘れ物…」

先生が立ち止まった。
「あら、快斗帰ってきたんだ。」

「うん。ただいま」
そう言って快斗は、2階に上がった。

「ごめんなさいねぇー快斗ったら…」
腕を組みながら先生はため息をついた。

「あはははは…じゃーあたし帰りますね。」

< 6 / 9 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop