十人十色~君の声を聞かせて~






前にもこんなことがあった。








淡く、切ない思い出。














『陽ッ、これからもずっと一緒にいてよ?』







『わかってる』













陽は幼なじみだった。












『わたし、陽のことずーっと大好きなんだからね』









『……俺もだよ』













わたしのことを愛しそうに見て微笑んだ陽の顔。
















陽の言葉、まったく疑わないで、信じてた……。

















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