十人十色~君の声を聞かせて~









「ホームレスくん、寂しいんでしょ!? 自分で決めたことでもないのに……どうして無理矢理認めなきゃいけないの!?…………自分の気持ちに嘘までついてッ……」













「…………!」














ホームレスくんは目をまるくしている。わたしは気にせずいった。





















「ホームレスくん。わたしと暮らそう……?」























同情? 違う。









わたしは知ってもらいたいの。













家族のいる、温かさ。


















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