REAL HOPE Ⅲ

ある夏の日




たしか夏だったと思う



熱い日差しの中、頬に汗を滲ませながら女の所からの帰り道



うるさいほどのエンジン音を響かせながらバイクを走らしていた



俺の家は、ごく普通の一軒家で放任主義の両親が共働きのせいか、家に訪問者が来ることなんてほとんどない



なのにこの日は、遠くからでも分かる…玄関先に誰かが立っているのが見えた




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