☆ハイローハート
ずっとくっついてて、もうこれ以上は無理ってくらい寄り添ってて、はっきり言ってモンスター特集どころじゃなくって

まだ22時過ぎだっていうのに、テレビを消して二人で手をつないでベッドルームに入った


ベッドの上
理一がアタシの水玉模様のTシャツをぬがせて、右手をアタシの心臓に重ねると「……ドキドキしてる」と笑った

アタシの手もつかんで、理一の胸に押し当てられる

「俺も、ドキドキしてるだろ?」


嬉しいの、理一の言葉はいちいち、キュンとくるの

アタシ、ちょっとでも理一の中にいる?

でもちょっとじゃイヤ

今は、理一の中が全部アタシじゃなきゃイヤ


全ての言葉は吐き出されずにアタシの中に生まれて溜まって、消えていく


重なる唇も、もつれる舌も、全部理一の物にしていいから……

アタシの事だけ考えてて


こうして理一に触れれば触れるほどアタシ、嫉妬でおかしくなりそう

深くキスを交わしながら、服を脱がせあう


ベッドの上に膝立ちになって、下着も何もかも脱いでしまうと、理一の下半身へと顔を近づけた


もう、おかしくなりそう

好きで


理一がアタシの頭を撫でてくる


アタシは彼を見上げると、泣きそうに詰まる胸を必死で鎮めながら



「理一のして欲しい事、全部してあげる」



と伝えた



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