イタル~another day~
「行こ!」

にこりと微笑んだ彼女が、
俺の手を引き
教室の扉を開いた。

彼女の手は、ひんやりとしていた。


入口の扉を中から閉めると、
教室は本当に真っ暗だった。

蓄光テープの発光は、わずかなものでかろうじて貼ってあることがわかる程度だ。

それでも、それを追っていくことで順路をたどれるのだ。

暗闇の中に大勢の人間がいる気配だけはあった。

つないだ手が妙に意識される。

女のコの手って、やわらかいんだな・・・

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