コスミックダスト-戦塵の宮殿
オレたちは小さな空気口をぶち破って外に出た。
このままココで朽ち果てるわけには行かない。
降り立った場所は下水道の中だった。
汚水が足首までかぶる。
リズミーは必死で母を抱きかかえていた。
涙ぐましい愛情だ。
光もなく、真っ暗な管内をオレが先導した。
天性のカンがモノを言う。
カンは良いほうだ。
「絶対に外に繋がっていますよ」
サムトが自分に言い聞かせるように言った。
悪臭で窒息しそうだった。
あくどい人間のクソは臭え。
オレたちは顔をしかめながら、それでも真剣な目で我が道を進んだ。
「うわ。ちょっと待て」
オレは足を止めた。
足場がココで終わっている。
この先は深い。
この汚水に飛び込むことは自殺行為だ。
「もしかして貯水湖ですか?」
このままココで朽ち果てるわけには行かない。
降り立った場所は下水道の中だった。
汚水が足首までかぶる。
リズミーは必死で母を抱きかかえていた。
涙ぐましい愛情だ。
光もなく、真っ暗な管内をオレが先導した。
天性のカンがモノを言う。
カンは良いほうだ。
「絶対に外に繋がっていますよ」
サムトが自分に言い聞かせるように言った。
悪臭で窒息しそうだった。
あくどい人間のクソは臭え。
オレたちは顔をしかめながら、それでも真剣な目で我が道を進んだ。
「うわ。ちょっと待て」
オレは足を止めた。
足場がココで終わっている。
この先は深い。
この汚水に飛び込むことは自殺行為だ。
「もしかして貯水湖ですか?」