初恋相手は檄甘王子☆




「はぁ?


あんた今なんて言ったの?!




あんた馬鹿!?


陸斗くんと別れれば



もうなにもしないって言ってんのよ!!」





三神さんは狂ってる…




私はこんな人に負けない




「私が陸斗と、別れて


誰が、幸せになるの?




陸斗は、そばにいるって



言ってくれたよ…



私はそれを信じてる…っ





…それに


三神さんはそれで幸せ…?



少なくとも…っ



幸せには、なれないよ、きっと






私は、陸斗のそばに、いるし



唯花や、咲人くんも、失いたくない




お互い、想い合ってるから



崩れないんだよ…




三神さん、なんかに壊わす権利



絶対…っない。


…っそれに…「美空、もういいよ…。」



私を止めたのは陸斗だった





「三神、あのさ


俺も美空と同じ気持ちだし



別れるとかありえねぇし












…人の事傷つけることは簡単にできるけど

誰も幸せにできないよ、三神は」



「陸斗くんまでなんなわけ!?


馬鹿みたい…!


うざいのよ!!


そんなもんじゃ


傷つけ足りなかったみたいね!!」


当たり前だけど

三神さんは反省なんて



これっぽっちもしてなかった




「てかさ、てめぇ


さっさと失せろよ





俺だって相当我慢してんだわ。





早く消えねぇと




多分…俺……



てめぇのこと……っ殺す」




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