カオ文字
カタッ


「わっ!


なんだ?」


「ああ、タイプライターのキーに触ったんだな。



…ん?」


「どうした?」


「文字が打ててない。」


「そんなバカな!」

キュリーがキーを押してみても、記号と一部のアルファベットしか打てなかった。


「警部、工具を貸してください。」



そして、タイプライターを解体してみると、


「やはり…。


細工がしてあったか。」


「じゃあ、最初から文字を打てないようにしていたというのか!?」


「そのとおりです、警部。


まあ、その謎も暗号を解読すれば分かると思いますが。」
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