初恋ノ詩2
第一章 狂った歯車

初日




夜の海で
私なりの『答え』を
出した翌日。


玄関をあけると自転車に
乗った龍が欠伸をして待っていた。


「…はよ。」

「おはよ。」


軽い挨拶を交わしてから
自転車の荷台に乗った。


荷物はかごに乗せてもらい
自転車は私の家を出発した。



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