風神I
「あんた達、あたしが女だってわかってて二階から五階まで走らせたわけ?」
少し息を切らせたあたしは二人を睨み付けながら言った。
「そう言えば真城って女の子だったねー。」
笑顔で失礼なことを言ってくる力。
こいつ殴ってもいいだろうか。
あたしが拳を握り閉めていると大がきずいたように言ってきた。
「あれ?でも真城、そんなに息切れしてないじゃん。何気に体力あるね。」
「どうもありがとう。」
そう言ったあとあたしは屋上を見渡した。