風神I
───……‥‥・・
「………んッ…」
差し込んできた朝日であたしは目覚めた。
ここは?
一番最初に目に入ったのは白い天井。
そして消毒液の匂い。
腕を見ると点滴がされている。
「病院?」
あたしはゆっくりと体を起こす。
あたし、確か突き飛ばされて左肩をぶつけて…
思い出そうとしていると、横に誰かがいるのに気づいた。
「風雅。」
そこにいたのはパイプ椅子に座り腕を組んで寝ている風雅だった。
すると突然風雅の目が開いた。
風雅は起き上がっているあたしを見て一瞬だけ目を見開く。