君のためにできること
君と初めて出会った日のことを今でも憶えているよ。

僕はすぐに気付いた、君は笑っていたけど、悲しい目をしていた。そのことが気がかりだったのか、すごく君のことが気になってしまって君を目で追っていた。どうしてそんな顔をするのだろう。何があったのだろう。

君の名前の通りほんとうに透き通る雪のような白い肌。サラサラとなびく黒く長い髪。華奢な肢体はどこか護りたくなる。でもそんなことを考えていたなんて、思いもしなかったでしょ。

僕はあの時、君にとてもひどいことをしてしまったから。

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