君のためにできること
第二章
君はがっかりしたかな。

おそらく君は彼女に良い印象を持っていないと思う。
でもあの頃の彼女はほんとうに輝いていたんだ。

僕だってあの頃は、色々な夢をみていた。
彼女と一緒にロックバンドで本当にデビューしてしまうかもしれなとか…
テニスプレイヤーになって一躍有名人になるかもしれないとか…

とにかくあの頃には数えきれない夢を持っていた。
壮大な夢からちっぽけな夢まで。

彼女と一緒に過ごした時間はそれでもやっぱり自分にとっては大切なもとなったんだ。



たとえどんな未来が二人を待っていたとしても…

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