続☆2つにわれたチョコレート
チョコをお湯で溶かすより、もっと簡単な。
ゆっくり熱がはなれて、視線がからまった。
「離れるなよ?」
「…あたしだって…大地いないとムリだもん」
もういちど優しく抱き合う。
人の目線なんて気にならないよ。
「帰るか」
ベンチから立ちあがって、あたしの手をひく。
自然に頬がゆるんで、笑顔になる。
もう少し早く、遊園地から出ていたら…
こんなことにはならなかったのかな。
爽哉…。

![たったひとりの王子様 [完]](https://www.berrys-cafe.jp/assets/1.0.820/img/book/genre99.png)