中学生の恋
4月11日中学校入学式
「やったー同じクラスだね~」と一緒に喜んで
いるのは綾香だ。
私の大親友の綾香。
二人で楽しくキャッキャッ言いながら教室に入っていった。
教室のドアをガラっと開けた。
みんなそれぞれ仲のいい子と話していた。
一番後ろの席のほうを見ているとすごく笑顔が似合う男の子がいた。
まさに世にいうイケメンだ。私は初めて一目ぼれをした。
「ね~ね~涼聞いてる?」
「うん?なに?」
「だ・か・ら私好きな人できたって」
「えっ!誰々?」
「あのそこの真ん中に座っている男の子」
「あ~あの王子様って感じの男の子?」
「うん♪」
「綾香あ~いう感じの男好きだよね~」
「そ・れ・よ・り涼は好きな人できた?」
「うん♪」
「おっ!誰どこにいる?」
「あそこ一番後ろの廊下側のほう・・・」
「あ~あの子ね涼結構趣味いいじゃん」
「そうかな?」
「うん♪まさに女子人気がありそうな感じ」
「そっか~」
しばらく話していたら先生が来てみんなを整列させて体育館に行った。
長~い入学式も終わって自己紹介タイムが始まった。
うわ~いやだな~私人見知り激しいのに
すると・・・名前が呼ばれた
「片岡」
「はい」
「えっと~片岡涼です宜しくお願いします好きな食べ物はえ~苺です皆さん仲良くしてください」
ちょっとすると綾香が好きな人が自己紹介を始めた
「え~藤川竜ですよろしく」
えっ!それだけ短!
無事に綾香の自己紹介も終わってついにあの人の番が来た。
「あっ!どうも吉田涼介ですえ~っと下の名前の漢字はさんずいに京都の今日で
介は普通に介って書きますえ~っと藤川竜と仲がいいです宜しくえ~ちなみに部活は
サッカー部に入ろうと思ってます」
へ~涼介っていうんだてかりょうって字同じじゃん運命感じる~
ちょっとでも彼に近づけるといいな
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