私の恋and事件簿♥
でも、言葉と涙に隠された秘密は、診察の時に知らされた。



「消防士を続けるのは、難しいと思います。次にまた同じ事になれば、呼吸不全にだって、なりかねませんよ」



そう、言われたのだ…。

私は「はい」とだけ返事をし、兄貴と診察室を出た。

待合室に居た山下さんに報告をし、落ち込む2人に笑う。



「警察官になる決心が付いて良かった。私、この街から犯罪をなくして見せる!……努力をします!;;(笑)」



消防士を本当に辞める覚悟は、100%ではなかった。

けど私は、どんな仕事に就いても、人を守るよ。



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