私の恋and事件簿♥
北斗に気付いたら、笑顔が気持ち悪いほどに輝く母親を、私は廊下に引っ張った。



「何しに来たんですか?」



「もう、決まってるでしょ?
貴方の様子を見に来たのよ!」



…本当は北斗が目当てだったんじゃないの?



「私は大丈夫ですから、帰って下さい」



「つれない子ね。まぁ良いわ」



母親は「北斗さん、またお会いしましょうね」と、北斗に手を振って行く。

私はため息を吐き、周りの人たちに頭を下げて、仕事を再開。

…とんだ来客だったよ…。




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