私の恋and事件簿♥
「北斗が“苺愛”なんて言うからーっ!!」



こうなったら責任転嫁しかない。

私は北斗の腕をボカボカ叩き、お弁当の蓋を開けた。



「“愛妻弁当”って、他人事だったのに、あっさりと愛妻が野神ちゃんてわかったね(笑)」



沼田さんはニヤニヤと笑いながら、本物の愛妻弁当を開けた。

ハート形の海苔。

…私がやったら、北斗は怒るだろうな…。

私はウインナーを食べながら、北斗を見る。

北斗は「失せろ」と、先輩や後輩とか関係なしに、みんなを下がらせた。

お弁当を開け、何事もなかったように食べ始める。
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