私の恋and事件簿♥
係長は「いやいや」と言いながらも、難しい顔。



「今の事件量を考えると、全員や主任を貸せないからな…。
誰かこの中で、小日向と逮捕する自信があるヤツはいるか?」



係長は資料を私たちに見せるようにしながら訊く。



「はいっ!」



手を上げたのは、私と北斗だった。

他のみんなは、あまり自信がなさそう。

そりゃそうだよね。

取っ組み合いだって起こるから、体力も必要だ。



「…ん。じゃあこのカップルと、田皆と勅使川原で行け!」



「「「『え?』」」」



係長の言葉に、この場の全員の声がハモった。

みんなの気持ちは、それぞれ違うんだろうけど。
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