私の恋and事件簿♥
いつもと同じ、7センチの黒のパンプスを履いて来たとか、馬鹿だ。

膝が笑ってるよ…。

私は左腕を擦り、全員の顔を見渡した。

証拠があれば、緊急逮捕―…。



「――行きますッ!!」



私は田皆さんと先頭で歩く。

ーードンドンッ

そして、木製の門を叩いた。

…私は警察官だー!!

悪は許さないんだ!!



「あ゛い」



低い声で返事をし、門を開けた組員と思われる男。

私と田皆さんは警察手帳を見せた。



「【木ノ島警察署】のモノです。11時35分、これより家宅捜査を開始します」



私は噛まずに言い切った。
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