私の恋and事件簿♥
でも、断るしかない。

それをわかってる佐々木さんは、「困らせてごめんね」と、また謝る。

私は「お気持ちだけ、受け取ります。胸に留めて置きます。ありがとう」と、頭を下げて、立ち上がった。



「送るよ」



佐々木さんは立ち上がり、車の鍵を手にした。

でも、私は首を振り、「1人で帰ります」と行った。

歩いて帰りたい―…
1人で帰りたい―…
そんな気分だった。

それに、ちょっとやりたい事もある。

私は佐々木さんに「また署で」と、笑って、敬礼をして、玄関で別れた。

…私を好きになってくれて、ありがとう。

マンションを見上げながら、心の中でお礼を言って、署へと歩いた。




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