私の恋and事件簿♥
私が思わず「何だって?」と言うと、係長が「おはよう」と、現れた。

朝礼まではまだ、20分はあるんだけど。



「野神」



「「はいっ!!」」



私と兄貴は怒り交じりに返事を返した。

“野神”だけだと、どっちかわからないし。



「何をキレてるかは知らんが、俺が話があるのは、野神妹だ」



私はデスクに突いてた手を背に回し、背筋を伸ばした。

「コレ」と、二つ折りにされた、小さい紙。

心当たりのある紙に、私は目を逸らした。



「何でここにあるんですか?」



「君は知らんのか?本庁の刑事課に移動する資格があるのは、所轄の刑事課で3年の勤務が条件だ」



「嘘…」



私はポカーンと口を開けて、係長を見た。
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