私の恋and事件簿♥
「良いんですか?」



「良いんじゃね?」



山下さんは私の隣に立ち、煙草を吸い始める。

私は少し見とれてたけど、手元にあるおにぎりの存在を思い出して、封を開けた。



「いただきまーす!」



私はハフッと、勢い良くおにぎりにがぶり付いた。

…美味しい!

コンビニのおにぎりを食べるのは初めてだけど、本当に美味しい。



「ガキみたいに食うなよ(笑)」



「よく、兄貴にも言われます」



私の食べ方は、汚くないけど、子供みたいらしい。

目がキラキラして、一心不乱なんだって。

そんなつもりはないけど。
< 26 / 330 >

この作品をシェア

pagetop