私の恋and事件簿♥
ーープルルル…

鳴り出した内線。

私は「刑事課、野神」と、相変わらず旧姓で電話に出ながら、目を擦る。

…眠い…。



『案内課です。野神苺愛刑事のお義父さんがおみ…』



「――お引き取り頂いて下さい」



私はガチャンと電話を切った。

そして、北斗を睨んだ。



「家でも会ってて、何でわざわざ来るのさ」



「さぁな;;」



…“さぁな”じゃないよ!!

私は「北斗のお父さんでしょうが!!」と、頭を一発、叩いた。



「母は強し;;苺愛先輩は、かなり強し;;」



クダラナイ事を言ってる田嘉里君をシカトし、私はパソコンの電源を落とした。
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