私の恋and事件簿♥
とは言っても、結局、寝れなくて、私は無言のまま、山下さんの住むマンションへ。

上の階に、署長たちが住んでるらしいけど。



「入って?」



「お、お邪魔します…;;」



自宅の方が、兄貴も居て良かったかも知れない。

緊張し過ぎてヤバい!!;;

手汗も尋常じゃない…。

私はソファーに座らされても、カチコチの体を、背凭れに委ねられない。

消防学校の入学試験より緊張してしまう。

広いリビング。

山下さんは私にお茶を出すと、着替えに行ってしまった。



「はう…っ」



息をゆっくりと吐き、気を落ち着かせる。
< 90 / 330 >

この作品をシェア

pagetop