私の恋and事件簿♥

「んっ…;;」



山下さんが耳にキスをして来て、私は恥ずかしさに逃げる。



「何で逃げるんだよ」



山下さんは少しつまらなそうに、私の顔を自分の方に向かせる。



「だだだだって…彼氏が出来たの初めてで…」



…あれ…？

山下さんて、私の彼氏になった？

それに、この歳で彼氏が出来た事がないなんて、引かれるだけ…？

私は涙目になりながら山下さんの顔を見上げた。



「今の、マジで？」



山下さんは私を探るように見て来る。

私は下唇を噛み、涙を堪えて頷いた。

引かれたら…ショックが大きい。