愛しているから、さようなら!【BL】


彼に身長を越されて、
それから1つ学年が上がり、
今でもまだ、彼の背丈は伸び続けている。


「……だから伸びすぎなんだよ」

朝からリビングのテーブルにつっぷして愚痴る。


「なに、拓真君の事?」

母さんが笑いながら、
僕の前に牛乳を置いた。


……こんなので伸びたら苦労はしない。

だけどまあ、
カルシウムは摂るに越した事は無い。
ついでにエビとか煮干しも食べておこうか。


「その前にもっと肉食えよ」

その言葉と共に、目の前にハムエッグ。


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