【長】さくらんぼ
亮「…今日憂誕生日なんだろ?………その包み…憂に…渡すんだろ?…早く行けよっ」


亮はあたしのかばんからはみ出てる包みを指して言った


香菜「違う…違うよ………グスッ…亮に…買ったんだよ?」


亮「は?…俺?」


これは本当に亮へのプレゼント

憂の誕生日プレゼントなんて持ってきてないよ?




香菜「記念日の…グスッ…亮にあげるプレゼントなんだよ…?…ヒック…」


亮「…まじ?」


やっと亮がこっちを向いた




…………真っ赤になった亮の目




香菜「…もらって?……グスッ…捨ててもいいから…」


亮「…………」


香菜「亮…今まで…グスッ………ありが…と…」


亮「…………じゃあ…その指輪もちょうだい」


あたしの左手の薬指の指輪…

クリスマスに亮がくれた大切な指輪…




あたしはボロボロに泣きながら、指輪を指からはずした





そして亮にプレゼントと一緒にわたした




亮「………あけていい?」


香菜「…グスッ…うん」


ゆっくり…丁寧に包みを取る亮


亮「………キャップ?…………ありがとう…大切に使う…」


そう言うと亮はその場でかぶってくれた


亮「……ど?似合う?」


真っ赤な目には、とても似合わない笑顔であたしに問いかける…


香菜「うん…グスッ……すごく似合ってる」









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