【長】さくらんぼ


憂「…えと……座る?」


憂は土管を指さして聞いてきた


香菜「うん♪」


土管の上に二人並んで座った

昔は10人ぐらいで座ってたこの大きな土管も、今は小さく感じるようになった


でも憂の隣でドキドキするのは何も変わらない…




憂「…………なんか緊張して、何話したらいいかわかんねんだけど」


照れ笑いを浮かべながら話す憂


香菜「うふふ…また憂とここにくるなんて思わなかったな〜」


憂「俺も…香菜と笑って話せる日がくると思ってなかった」


香菜「時間はかかっちゃったけど…きっと無駄な時間じゃなかったよね?」


憂「そうだな…苦しい思いもかなりしたけど、そのお陰で今がすげぇ大切に思える」


やっぱり憂も同じように考えてくれてたんだ…



あたしは今まで憂に恋したことで、何であのときこうしなかったんだろ…って

いっぱい後悔をした



本当に辛いだけの思い出だった





でもね

その分、あたしは憂について考えてたし、今のこの気持ちを味わうことができた



あたしが今見てるのは、夢みたいな世界…







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