I think so.

音楽

今日もやはりレオの家に泊まる。


だるそうに靴を脱ぐレオはなんだかこの家が似合っていない。

まあ、この家はレオのお母さんの趣味、らしいしね・・・



「ねぇレオ」

「ん?」

「リク居る?」

「あぁ」


何て短い会話、と思いつつも、また短い言葉で返してしまう。


「リクとちょっと喋って良い?」

「あぁ」

「じゃあ先入っていいよ」

「あぁ、すぐ戻ってこいよ」


レオの横顔はなんだか眠そう。

眼鏡を取って目をこすっている。


「あ、眠いなら寝てていいよ」

「馬鹿だなお前がいねぇと寝れねぇんだ」

「・・・は?」


お前がいねぇと寝れねぇんだ、だって。

なんだか笑えてくる。
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